現時点ではWiMAXに対応したチップの消費電力が高いため、12月からのサービスは上述のようにFWA型となります。高いビルの上にWiMAX基地局を設置し、約2.4km圏内に5GHz帯のWiMAX電波を発信、このWiMAX電波を受信する子局がEasyST(屋内用のWiMAX卓上送受信機)とProST(電柱用のWiMAX/Wi-Fiコンバータ)です。ProSTからパソコンなどへの通信には2.4GHz帯のWi-Fiを使用します。
WiMAX基地局は、2006年9月末までに600カ所、子局を8,000カ所に敷設します。従来のWi-Fiサービスは、アクセスポイントのそれぞれに光ファイバーを引き込んでいたために非常にコスト高で、採算のとれにくいビジネスでした。しかしYOZANでは、WiMAX基地局のみに光ファイバーを引き込み、基地局と子局の間はWiMAX電波を利用します。YOZANはPHSの基地局を保有していますので、それをWi-Fiに移行するだけで済み、WiMAXアクセスポイントを設置するための新たな投資が不要です。したがって、短期間で大量のアクセスポイントを用意することができるのです。また今年12月に開始するサービスでは、1つの基地局で最大100子局までをカバーできますので、全局に光ファイバーを敷設する場合よりも回線コストは100分の1になり、商用化にあたって十分に採算のとれる設計が実現しました。